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「うたたね」から「Illuminance」の10年

2011年06月30日

6月なのにもうすっかり夏で、日本は亜熱帯に入ったのかと思うような日が続きます。そんな中、涼やかな気持ちになり、ほっとする写真展のオープニングに行ってきました。

写真1
川内倫子写真展 「Illuminance(イルミナンス)」

昨年末、Number769号「甦る死闘2010」でフィギュアスケートの浅田真央選手を取材したときに、写真を撮ってもらったのが川内さんでした。

皆さんもご存知かと思いますが、川内さんは若くして木村伊兵衛賞を受賞し、海外でも個展を開くなど、世界で活躍しているカメラマンさんです。

769号のインタビュー「だいたい決まっている運命」でも、ホテルの一室での撮影という厳しい条件のなかで、優しく、そして神々しい写真を撮っていただきました。

写真2
自然光にふわりと包まれる真央ちゃん。

高校時代、自分が初めて買った写真集が川内さんの「うたたね」でした。群馬県民御用達書店、「煥乎堂」で平積みになっていた「うたたね」をふと手に取り、なんとも言えない透明感にひかれ、高校生だった自分には安くない金額だったのですが、ちょっと背伸びをしてスプーンの写真が表紙の1冊をレジに持っていった記憶があります。

それがもう10年前です。

そんな川内さんとご一緒できた仕事は、自分にとって、新鮮で、刺激的で、かつ10年前の甘酸っぱい記憶が甦る出来事でした。

今回の写真展は新作写真集の発売に合わせたものです。

写真3
「Illuminance(イルミナンス)」。

どれもじっと見ていたくなる写真ですが、自分のオススメは「涙(?)を流すクジラ」の写真です。ぜひ手にとってみて下さい。

そして機会があれば、10年分の、成長とも言えない時間の連なりを思い起こしながら川内さんと一緒に仕事をしたいと思っています。   (W)

学ぶべきは賢者から

2011年06月29日

昨日、九州南部で梅雨明けが報告されました。
あじさいが雨に美しく濡れる季節が去ろうしています(思えば、ここ何年かあじさいを見ていません・・・・・・)。

全然脈絡がありませんが、とうとう今日、誕生日が来てしまいました。
28歳。アラサーと呼ばれるであろう年齢になってしまったのです。

これまでは何の感慨もなく誕生日を迎えていたのですが、やはり30手前になると体力の衰えやお腹周りが気になるもので、「なんか年とったなぁ」という気持ちでいっぱいです。

でもまだまだ編集部では若手の部類というか、ペーペーの小童なので、道半ば。
改めて精進していこうと心に誓いました(棒読み)

さて、現在、特集班の誌面作りをしています。次号は「日本の名将」特集です。

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これは780号の「外国人リーダー」特集。これに続いて、かつての日本の名将にヒントを得ようという企画です。

私の担当に一つに、ヤクルト・西武で黄金期の礎を築いた広岡達朗監督のインタビュー・編集があります。

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編集中のゲラです。黒バックに浮き出す広岡監督

監督は79歳。来年の2月には80歳になられますが、本当に精気、力強さが溢れていました。
拝聴したお話は、経験と論理に裏付けられた説得力のあるもので、上滑った言葉が世に氾濫している今、耳を傾ける価値のあるものだと思います。

広岡監督の他にも、

野村克也監督×「もしドラ」の岩崎夏海さん対談
岡田武史監督×内閣官房参与の田坂広志さん対談

にも同席させていただきました。この二つも、なかなか普段は聞けない内容の対談でした。

それにしても、これまでトップレベルで凌ぎを削ってこられた方々というのは、ゆったりしている中にも覇気があるというか、凄みがあるんですね。
テレビ画面ではわからない、波動のようなものを感じながらインタビューをさせていただきました。

それぞれの名将たちが何を考え、どうやって勝利を掴んできたか、次号の特集をご覧になってください。きっと私たちに何かヒントを与えてくれるはずです。

最後に、野村監督の愛妻・沙知代さんがインタビューの終わり際におっしゃった一言を。

「70、80って働き盛りですよ。50、60鼻垂れ、30、40お父さんの目の中って。だから90になって迎えがきたらね、100まで待ってもらって楽しなさいと(野村監督に)言ってるんです」
(渋沢栄一さんの「四十五十は鼻たれ小僧、七十八十は花盛り、九十でお迎え来たならば、百まで待てと追い返せ」のもじりですね)

50になったら漁師になりたい(ホ)でした。

晴れ男の大逆転劇

2011年06月23日

撮影現場での晴れ記録を更新中の晴れ男、(犬)です。
きょうはナンバーゆかりの地に撮影取材に行きました。当ナンバー編集部ブログで、かつてレギュラーを張っていたお馴染みの場所です。

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聖地・秩父宮ラグビー場

ことし2011年は、なんといってもラグビー・ワールドカップです。女子サッカーのワールドカップ、アメリカンフットボールのワールドカップもありますが、ナンバーが一押しにしているのはラグビーのほうです。9月のニュージーランド開催に向け、カウントダウン連載を始めています。
秩父宮ではカーワン・ジャパンが練習を始めていました。

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間近で見ると、やっぱりデカいです

宮崎での代表合宿にはなかなか行かれないのですが、東京・秩父宮が練習会場だと助かりますね。報道陣も結構な人数が集まっていました。
きょうのお目当ては、ニュージーランド出身の日本代表3人、トンプソン・ルーク、マイケル・リーチ、ライアン・ニコラスのお三方です。生島淳さんによるインタビューは昨日までに済ませてあり、きょうは撮影だけ。取材時間をすべて撮影にあてられるなんて、めったにありません。で、なんとなく油断して練習終了を待っていました。
すると、上がったはずの雨がパラパラと……。
「おおーっ、ついに晴れ男の連勝記録もストップか」
落胆したような、それでいてホッとしたような気持でピッチ脇に待機していると、ラグビー協会広報のかたが来て、「別の取材を先に終わらせるので、待っていてください」と言われました。どうやらテレビの取材のようです。
するとすると、待つうちに雨が上がりはじめたではありませんか。
身長190㎝以上のお三方が着替えてカメラの前に立つころには、陽が差してきていました。

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発表されたばかりの新ジャージを着てもらいました

3人一緒のスリーショットを撮り終えるころには、ご覧のような青空&夏の日差し。良すぎるぐらいの天気でした。自分でもあきれました。
本当はニュージーランド出身の日本代表3人から聞いたいい話を書こうと思っていたのですが、晴れ男の逆転劇があまりに鮮やかだったので、また自慢話に終始してしまいました。
生島淳さんによるインタビュー記事が載るのは、次号(7月7日発売)です。お楽しみに。   (犬)

Do再始動します!

2011年06月22日

1カ月以上全く走ってません。
Number Doを担当した身としては、非常にまずいと焦燥感だけが募る日々です。

理由は色々あります。
①梅雨だし。
②忙しいし。
③誰も誘ってくれないし。

全部言い訳です。
以前のブログでも書きましたが、何よりも辛いのは
こんなに休んだら、走り始めのイチの状態から始めなくてはいけないということ。
果たして今の私は5㎞を走れるのでしょうか・・・・・・。

こんなTシャツまで作ったのに。

IMG_1215
編集部特別割引で2500円。(W)に押し売りされました。ちなみに一度も着てません。

編集部でも一時はみんなあんなに走っていたのに、
今では(W)の「僕はプライベートで走ってますよ」的オーラが漂ってくるだけ。

そんな編集部にムチを入れるため、ではありませんが
秋から本格始動するNumber Doを目前に
Number Do駅伝なるものが開催されることになりました。

6月23日発売のNumberにも告知が載っています。

写真2
場所は東京・国立競技場。

申し込みなどの詳細はNumber Webをご覧ください。
私もDoの名に恥じぬ走りをするためにも
しっかりトレーニングしようと思います。   (H)

名文が好き。

2011年06月21日

ネタに困って、午前4時。がさごそと古い手帳やノートやらを引っぱり出して眺めてみることに。改めて見ると、かなり古いものから大事に取ってありました。

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赤いノートの表紙には「1996.8/8~」の文字。中3の夏の日々が記されています。

ぱらぱらと我が人生の歩みを読み返していると、ある傾向に気づきます。どうも、昔から「名文」が好きだったらしい。日記の終わりや、手帳のメモ欄に、思いついたように文が添えられています。

2000年12月31日(20世紀最後の日)の日記の後には、なぜか高村光太郎詩集から抜粋した「最低にして最高の道」という詩を書き出していたり。「灯台もと暗し→隠すなら灯台の下」「二兎を追うものは一兎を得ず→逃げる時は二人で逃げよ」という、諺を逆手にとった“生きる知恵”(?)が書いてあったり。「死ねば死ぬほど生きてゆける」という八名信夫(青汁のCMでおなじみの悪役俳優)の言葉から、「希望とはうすい望み」という救いのない言葉まで、その当時、心に引っかかったのであろうワンフレーズが散見されます。

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約10カ月間滞在したオーストラリアで持ち歩いていたノート。かなりボロボロ。

こちらのノートには、「ズッキーニの収穫はいつまで続くのだろうか」「腰がバカになる」「米が食いたい」といった切実な思いが綴られています(3カ月くらい、だだっ広い農場でズッキーニの収穫作業に従事していた経験あり)。名文とは違いますが、自分としては心に響く言葉ではあります。

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読売新聞の「編集手帖」筆者の竹内政明さんが出した『名文どろぼう』(文春新書)。

こういう本も結構ツボです。ぱらぱらと読み返して目に留まったのは、「世の中に醜女(ブス)はいない。ウォトカが足りないだけだ」。

ナンバー編集部は、ライターさんたちが紡ぎ出す多くの名文にいち早く触れられる職場です。今週木曜日に発売される「メンタル・バイブル」特集をお読みください。特に、4年前のラグビーワールドカップで活躍した大西将太郎選手を描いた藤島大さんの文章。きっと、メモらずとも心に刻まれるはずです。   (五)

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