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バルサから届いたメール。

2011年03月31日

昨夜、FCバルセロナから1通のメールが送られてきました。

タイトルは、「FCB-Xakhtar」。

先日、4月6日に行なわれるチャンピオンズリーグ準々決勝、バルサvs.シャフタール・ドネツクの取材申請をしたのですが、その返事でした。

世界中から何百もの取材申請書が送られてくるバルサの場合、通常は「取材OK」の場合は申請をしても何の返事もありません。「取材NG」の場合だけ、返事が送られてくるのです。

それで「今回はダメなのか」と思いながら、本文を読んでみると、意外にもOKの返事でした。では、なんでわざわざメールを送って来たのかと思っていたら、最後に次のような一文がありました。

On the other side my sincere condolences for the loss of life and damage caused by the earthquake and tsunamis in Japan. We are deeply saddened…

今回の震災について、哀悼の意を表す文章です。
このメールを送ってくれたバルサの広報の方とは面識もありません。それなのに、日本のことを思って、通常では送らないメールをわざわざ送ってくれたのです。本当にありがたいことです。

最近よく流れているACのCMで日本代表選手たちが「ひとりじゃない。世界のひとたちがいる」ということを言っていますが、本当にそうだな、とあらためて思った出来事でした。

メールつながりで最後にお知らせをひとつ。

3月10日から「via Number」というメルマガが始まっています。
メルマガを発行しているのは、イビチャ・オシムさんを筆頭に、木崎伸也さん、小宮良之さん、豊福晋さんのサッカー陣に、バイクの遠藤智さんを入れて計5人です。

担当デスクの特権で、全部読ませてもらっていますが、どれも本当に面白いです。Numberには諸事情で掲載できない情報が、メルマガならではの生々しさで満載されています。良かったら登録してみてください(詳しくはこちらのリンク先をご参照ください)。よろしくお願いします。(つ)

長友佑都の原点を辿って。

2011年03月30日

現在発売中の775号(3月24日発売)、日本サッカー特集「新・黄金世代の挑戦」を担当いたしました。

写真1
これが表紙です。

入稿直前に東日本大震災が発生し、果たして印刷所は動くのか、流通は機能するのか等々、問題を抱えながら校了しましたが、お蔭様で売れ行きは好調。多くの方々に読んで頂き、携わった一人として嬉しく思っています。ありがとうございました。

775号では、3月29日に大阪・長居スタジアムで行われたチャリティーマッチ「日本代表対Jリーグ選抜」にも先発出場した“日本の不動のサイドバック”長友佑都選手のページを担当しました。

彼はどのような半生を歩んできたのか、全国的には全く無名だった選手がなぜブレイクすることが出来たのか、世界最高峰のクラブであるインテルに入団することが出来た理由とは――。彼のルーツを探りに3月上旬、地元・愛媛、そして高校時代を過ごした福岡に行ってきました。

写真2
無尽蔵のスタミナの原点となった西条北中。(写真・山田真実)

写真3
高校時代に毎日のように通っていたという東福岡高の学食。(同上)

長友選手をよく知る関係者の方々にお話をお伺いすると、「努力」のひと言では片付けられない飽くなき向上心がありました。

逆風を楽しみ決して屈しない男・長友佑都選手の半生を是非お読み下さい。(A)

スポーツが人びとをひとつにする。

2011年03月28日

写真①
「三陸海岸大津波」(吉村昭・著 文春文庫刊)

最近読んだ本です。
タイトルが生々しく迫ってきます。
今は亡き吉村昭さんが、明治29年、昭和8年、昭和35年に三陸沿岸で起きた大津波について、関係者に取材をして執筆したものです。

この本の中にも、今回の震災で大きな被害を受け、ニュースで取り上げられている岩手、宮城の各地名が登場します。それを読むと、はたして過去の教訓がどこまで生かされていたのかと、つい考えてしまいます。

しかし、昭和35年のチリ地震津波からもう50年以上が経ち、どうしても記憶が薄れていたであろうこと、また、万里の長城とも言われた岩手県田老町の10メートルの防潮堤が軽々と越されるなど想定外の出来事であったことを考えると、あらためて今回見せつけられた自然の脅威を感じざるを得ません。

本書の解説で、ノンフィクション作家の高山文彦さんはこう書いています。

「三陸の人びとにとって、津波は宿痾のごとくある。ならば新天地を求めて移り住めばよい。しかし人びとは土地を離れず、津波をいつか必ず来るものと受けとめて生きてきた」

被災地に住まれていた方々の受けとめ方はそれぞれだと思いますし、まだまだこれからが大変ですが、過去にも大災害から不死鳥のように甦ってきたように、今回も必ずや復興することを念じています。

写真②


以前、Number774号のメディアウォッチングで、岩手県発のスポーツ雑誌「Standard(スタンダード)」のことを紹介しました。
(現在、Number Webで記事を公開しています。
同誌はブログで安否情報の収集などの支援活動を続けています)

震災後、編集部の方と連絡を取った際、こう言われました。

「本当に大変なのはこれからです。ある高校の球児たちは、親と家の両方を失った生徒も少なくない。野球部の練習を再開できるかどうかというよりも、高校生活を続けられかどうかです。どうかそういう子供たちを応援してください」

同誌が昨年に創刊した時のスローガンは「岩手をひとつにするのはスポーツだ」というもの。
スポーツが人びとに勇気を与えるかどうかは分かりません。ですが、スポーツが持つパワーは馬鹿にならないと思いますし、この言葉どおりになっていってくれればと願ってやみません。(柔)

「言わせろ!」に言わせて!

2011年03月28日

ナンバー本誌の巻末、小川勝さんの「Number on Number」の前の前のページに、「言わせろ!ナンバー」という企画があります。

写真1
775号の「言わせろ!」

いわゆる一つの「読者の声」欄ですね。NumberWeb上で色々なお題に対する意見を募集しているのですが(「ブラジルW杯、アジア枠4.5は多すぎる?」とか「プロ野球、低反発球でもっとも得する球団は?」とか)、そこに集められたご意見の中から選りすぐりのものを雑誌の方にも掲載せさせて頂く、というものです。

写真2
これがWebのお題のページ

すべて僕の独断と偏見で選んでいるのですが、読んでいて「お、この人はまた面白い意見だなぁ」とか「あーこんな考え方もあるのか」と、驚くことしきりです。

ただ!ただですねぇ、昨年のW杯の頃に比べると、お題に対してやや回答数が減っているんです。残念なことに。

前は3桁の回答が集まることもよくあったんですが、最近は2桁が普通に。先日のアジアカップで久々に3桁の回答が集まった時なんて、嬉しくて個人的に祝杯を上げたものです。

なので、ぜひ皆さん!文字通り、俺にも一言「言わせろ!」という熱いご意見を、どしどしお送り下さい。

今回のお題は「東日本大震災・被災地のチームにメッセージを」というものです。
このページから投稿できます。

楽天イーグルス、ベガルタ仙台など、今回特に震災の被害を受けた地域のチームへの応援コメントをお待ちしております(3月28日まで)。(真)

日本一の野球好き。

2011年03月23日

本日発売の775号で、印象深い記事を担当しました。今季、新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに加入した、高津臣吾選手の記事です。

さかのぼること昨年9月、台湾中部は台中市に興農ブルズを訪ねました。ライターの阿部珠樹さんと違い、私にとっては初めての台湾プロ野球体験です。それはそれで興味深いことがたくさんあったのですが、なにより高津選手の登板を見たい。
けれど、高津選手はクローザーですから登板が約束されているわけではありません。それなのに、なんと滞在2日間とも登板あり! 高津選手2連投です。しかも片方は2イニング!!
この時点で「俺たち持ってる!」と取材の成功を確信してしまったのですが、事態はそう簡単ではありませんでした。

台中でお話を伺って、我々はいったん帰国。11月の「台湾シリーズ」が終わって、高津選手の帰国後にもう一度インタビューを、という予定だったのですが、シーズン終了後に興農が高津選手の契約を解除してしまったのです。それで、高津選手の今後が決まるまでは記事も保留ということになり・・・・・・。

高津選手から今季について発表があったのは、今年1月末。BCリーグの新潟アルビレックス入りが発表されたのです。
正直、記事のお蔵入りもあるかと心配していましたが、この選択には「その手があったか!」とまさしく膝を打つ思いでした。
そして、アルビレックスが本格的に活動し始めた千葉のキャンプで、ようやくの取材が叶ったという次第です。半年以上熟成させた高津選手の記事、ぜひ読んでみて下さい。
BCリーグの開幕予定日は4月9日です。今年43歳を迎える高津選手がどんなピッチングを見せてくれるのか、今から楽しみです。(F)

写真は誌面で掲載できなかった台湾プロ野球の点景です(撮影は弊社写真部・松園多聞)。

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ユニフォームは派手だけど、投球フォームは不変です。

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3塁スタンド後方の椰子の木が、どこかドジャースタジアムに似ている試合開始直後。

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球場に詰めかけた(?)ファン。平日のわりに、日本よりも子供が多い印象。

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唯一のチケット売り場。中の売り子はカワイ子ちゃんでした。

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種類豊富なグッズ売り場。「高津モノ」も豊富でした。

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